私がむかし、コーチ21(現・コーチ・エィ)の

CTP(コーチ・トレーニング・プログラム)に参加して

コーチングを学んでいるときに知り得た一つが

“学習のサイクル”という仕組みです。


(写真:コーチ21、CTPマニュアルより)


(写真:コーチ21、CTPマニュアルより)

①できないことを知らない

②できないことを知る(発見、気づき、学習)

③意識的にできるようになる(コード化)

④無意識にできるようになる
(Internalization、自分のものにする、習得する、内面化する)

 

そして①→②→③→④→①→②……

というサイクルのようになっていきます。

そうすると探求心というのが芽生えてきます。

 

これは僕自身の考え方ですが、

できないことを知らないことは

別に恥ではないと思うのですが、

できないことを知ろうとしない姿勢は

僕は恥だと思うんです。

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ところが日本人アスリートの多くが

“できてるできてる病”に侵されていると言っても

過言ではないぐらい侵されているのが現状と言えます。

 

で、私は自分の専門分野の見地から、

こういう部分が足りていませんよ、

あなたは完璧ではありませんよ、と

気づきを与えようと今まで

いろいろなことについてシェアしてきましたが、

アスリートが“できてるできてる病”に侵されているうちは、

無理だな…と最近は諦めにも似た感情が出てきました。

 

さて、ここである名言をご紹介いたします。

『まだまだ』と言う人は、充分できている。

『できている』と言う人は、“まだまだ”できていない。

(志賀内泰弘)

人間、自分はできていると思い込んだ時点で、

もうその人の成長は止まります。

 

ですから優秀な人は生涯学習者として

学び続けているのです。

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