近年、『アスリートファースト』や、

『プレイヤーズファースト』(ともに選手第一という意味)を

よく聞くようになったが、

どうも誤解していないか!?

と思える日本人アスリートが多い。

 

そこで今日は

『日本人アスリートのほとんどが誤解している

アスリートファースト』というタイトルで

書いていきたいと思います。

 

例え話として

「ゾウを殺すなら僕を先に」

北王英一さん死去

 

太平洋戦争のさなか、

国の射殺命令から

二頭の象を守り抜いた

名古屋市東山動物園の初代園長、

北王英一(きたおう・えいいち)さんが、

十八日午後二時一分、心不全のため、

名古屋市の病院で死去した。

 

(中略)

 

太平洋戦争中、

空襲で猛獣が逃げ出すのを恐れた国は、

全国の動物園に猛獣の射殺を命じた。

 

北王さんは

「象は家畜と同様おとなしい。

象を殺すなら僕を先に」と訴え、

エルド、マカニーの二頭を守った。

 

わが国の動物園で象が生き残ったのは、

この二頭だけだった。

 

(後略)

※1993年12月19日の朝日新聞より引用

この例からも解るように、

自分の保身よりも

相手を思いやり、相手を優先する姿勢が

〇〇ファーストなんです。

 

たとえば僕は

ソチ・オリンピックにおける

ロシアの国を挙げての組織的ドーピングが発覚され、

その影響で、リオ・オリンピックでは

ロシア代表の選手全員が排除されそうになったとき

僕が取った行動はこれ↓

まずIOCとJOCへ7月23日につぶやきました

 

その後、7月25日

7月26日

 

世界中のほとんどが

リオ・オリンピックへの

ロシア選手代表団全員が排除へ流れる中、

オリンピックへの参加は

各国のオリンピック委員会名義の派遣となっているが

突き詰めて考えれば個人参加が基本にあるわけで、

だからメダルも国に与えられるわけではなくて

個人に与えられるわけですね。

 

そういう基本原則に立ち戻って考えれば

ロシアの組織的ドーピングは揺るがないとしても

組織的ドーピングに関わっていないロシア選手まで

排除することは不当な権力の行使と私は見て

行動に移しました。

 

これが僕のアスリートファーストの一例。

 

アスリートファースト(選手第一)は

決してコーチがアスリートの奴隷になるわけではない!

 

そして僕は日本人なんで

日本のために何ができるかは考えているけど、

日本人アスリートのために

尽くそうなんて考えていないよ!

 

よく僕はアスリートへ敬意を払うと使ったりしますが、

コーチとアスリートは対等の関係なんで、

アスリートも私たちコーチに敬意を払うのは

当然のこと。

 

しかしスポットライトを浴びる人たちだけが

敬意を払われる存在だと勘違いする

日本人アスリートが多くて

本当に多くて、

びっくりするぐらい(笑)

 

2020TOKYOオリンピックへ向けて

アスリートがどんどん脚光を浴びていく時期だからこそ、

いまはとても危険な状態に入っていて、

それはどんな危険かというと

勘違いアスリートを

さらに生み出す危険性です。

 

たとえば、ここ数十時間の間に、

卓球では張本智和選手が

ワールドツアー史上最年少優勝を飾り⇒こちら

バドミントンでは奥原希望選手が

世界選手権で、個人では初、

全種目を通じては40年ぶりの優勝を飾りました⇒こちら

 

しかし、僕がツイッターでRTしたのは

礼に始まり、礼で終わる、

礼節を重んじる奥原希望選手だけで、

張本智和選手の優勝はスルーしました。

 

その理由は


(写真:サンスポのツイッターよりスクショ)

6月に行われた世界選手権で

張本智和選手の驕りが見えられるようになったからです。

 

僕は報道機関ではないので、

すべてを取り扱うわけではないことは

最後にご理解いただきたいですね。

 

大変なんですよ、本当に…。

 

わーわー騒ぐのが報道だと勘違いしている

報道機関もあったりするからね…(大汗)

 

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