フィギュアスケーターの荒川静香さんが
先日、子育てに悩む姿がありました。
1日が無事に終わろうとする時ホッとするも束の間、
今日という日はこれで良かったのか?! 子供達にとって良い1日を過ごさせてあげられたのだろうか?!
と毎晩同じことを思いながら
毎日転がるように時が流れていく感覚
。 ママ長生きしてね…と今日は3歳の娘に言われました(´-`)
.。oO (写真、文ともに荒川静香さんのツイッターより)
さて、荒川静香さんに限らず、
子育てに奮闘しているお母さん、ママさんは
多いと思います。
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そこで
折々のことば 695
鷲田清一
だってママ、私しか子供育ててないもんね。
間違いとか、あるもんだよ。
私だって生きているの、初めてだし
舞城王太郎
男子中学生との交際をめぐり
言い争う小5の娘と母。
思い直して、子供の一般的なイメージを
あなたに押しつけてしまったようねと言う母に、
娘はこう返す。
子供であること、あったことの意味は、
一度きりの経験では掴めない。
母と娘の聡明すぎる心理劇は
やがて<私>をめぐる哲学劇と化してゆく。
小説「秘密は花になる。」から。
※朝日新聞2017年3月15日より引用
もう一つ紹介したい記事は
彼女の10年 出産から10年余
会社員 田上智子さん
脱・100点 仕事も育児も
「仕事も子育ても家事も100点満点で」
「子どもの世話はきちんとやらないと」。
一つひとつの呪縛から
自らを解き放ち、
いまは軽やか。
外資系の日用品メーカーで
20年以上働いてきた。
がつがつ働くモーレツ社員で、
20代で管理職になった。
2006年に長男を産んだ。
育児で余裕を失い、
職場復帰をためらっていたら、
「まず3カ月やってみたら」と
当時の上司に背中を押された。
短時間勤務で復職。
いざ働き出すと、
定時で帰宅したり、
子どもの病気で急に休んだりすることに
罪悪感を覚えた。
「自分がどれだけ頑張っても、
一人で昨年比3倍の結果を出すことはできない。
けれど、チームをしっかり育てれば
3倍にすることもできる」。
尊敬する上司の言葉で
仕事の向き合い方が変わった。
自分のやり方にこだわらず、
部下に任せるようにした。
育児も仕事も、
人に頼ることはしても、
手抜きはしたくない。
ならば、家事を徹底して
効率化しようと決めた。
使い切りのトイレ掃除モップに
洗濯用洗剤……。
便利な道具や最新機器をフル活用した。
「家事に着手するときの
心のハードルを下げることを、
とにかく目指した」。
この経験は洗剤など家庭用品の
広報担当としてもいきている。
長男が5歳のとき、
念願だった海外赴任をした。
シンガポールでいろんな国のママたちの
多様な価値観に触れて、
頭がほぐれた。
たとえば遠足のお弁当。
おかずを何品も用意し、
きれいに飾ったり、
キャラ弁をこしらえたり、
日本のできるお母さん像はこうだが、
ゆでたパスタと市販のソースだけ
持ってくる親子がいた。
とても楽しんで食べている。
「それもOKなんだ」。
自身がとらわれていた理想の母親から
解放された。
「『ずぼら』になれたからこそ、
子育ても仕事も続けてこられた」。
板挟みになり葛藤した経験を伝えて、
少しでも楽になる人がいるならうれしい。
多くの人に支えてもらったからこそ、
次は自分が誰かに手を差し伸べる
恩返しがしたい。
<10年前の自分へ>
何でもかんでも100点を目指して
落ち込むより、
「ま、いいか」と思って、
前に進もう。
文・尾崎千裕 写真・滝沢美穂子
※写真、文ともに朝日新聞2017年5月9日夕刊から
荒川静香さんはトリノ・オリンピックで
パーフェクトな演技をして
金メダルを獲得してきた選手だからこそ、
子育てもパーフェクトを目指そうとしたら
苦しくなるのでは?と考え、
ちょっと心のハードルを下げられるような記事を
2つ紹介してみました。
子育ては予行練習ももらえず、
いきなりぶっつけ本番の連続ですから、
試行錯誤の連続になります。
でも世界中の家庭で
子育てに悩みながらも
みなさん子どもを育て上げてきているので、
たとえば赤ちゃんが自然に立てるようになるように、
それなりにママさんを演じていれば
次第にママさんになっていくものだと僕は思っています。
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それと
人生を真剣に生きるのはいいが、
深刻に生きるのはやめましょう。
人生は、笑い飛ばして生きるといい。
(小林正観氏)
と同じように、
子育ても真剣に向き合うことは大切であっても、
深刻になると辛くなるだけですから、
心のケアとして
気をつけていく必要があると僕は考えています。
荒川静香さんをはじめ、
全国のママさん、世界中のママさん、
子育ては大変だと思いますが
ふぁいとですp(^o^)q
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