メンタルが弱い日本人アスリートの根本的な原因

まずは以前NOTEで2015/04/12 22:04にアップした

有料記事を無料で今回公開することにしましたので

読んだことがない方は

ぜひ、この機会にご一読くださいませ。

 

日本人アスリートはメンタルが弱い・・・。

多くの人が感じていることでしょう。

 

では、なぜ強くなれないのか?
そこを考えないと強くなれません。

で、私が思うに、簡単に書くと、

アスリートへ『メンタルタフネスについてや
ゾーンについて説明して』とか、
リクエストしてみればいいのです。

たぶん高梨沙羅選手や浅田真央選手クラスでも
即答できないと思いますから・・・。

たとえば人それぞれの人生の目標は
それぞれに違います。

しかし、アスリートへのメンタル強化のゴールは
メンタルタフネスやゾーンと決まっています。

そしてどうしたらそのゴールへたどり着くかも
解明されてきているのですから、
そのゴールへたどり着く効果的なメンタルスキルを
教えてあげて、それが存分に発揮できるように
サポートしてあげるのが、私たち専門家の役目だと
私は思っているのです。

でも、多くのアスリートが
自分が何をやればメンタルが強い状態を維持できるのか
解かっていなくてプレーしている。

だから、弱さが出たりするんです。

そして選手も理解していない選手が多いですし、
テクニカルを指導している指導者も
しっかり理解していない状態で
自分の経験則などで
こうやったらどう?みたいな感じしか
アプローチできていなかったりします
(明確なメンタルスキルを伝えられない)。

また同業者も
たぶんゾーンを実際に経験されたことがある人が
少ないというかほとんど経験されていないように私は感じているのです。

そこが日本人アスリートがメンタルタフネスや
ゾーンへたどり着けない
弊害ともなっていると私は考えているのです。

ですから、なぜ日本人アスリートはメンタルが弱いのか?

根本的な原因はとてもシンプルで、
何をすればメンタルが強くなれるかを
理解していないということなんです。

たとえば有村智恵選手

女子プロゴルファーの有村智恵選手は

過去の囲み取材で

『普段はゾーンに入れるんですが、

今日は入れなかった…』と言ったことがあります。

 

私がその場にいたら

そんなにいつもゾーンに入れるんだったら、

ゾーンについての本を出してみない?

 

と、出来ていないことを、

出来ているように大口を叩く選手には

喉元にナイフを突きつけるぐらいのこと、

僕なら言いますけど…。
(勘違いアスリート撲滅のため)

 

本当に強い選手、強い人を

多く輩出させるのが僕のお仕事なんで。

 

だから選手から好かれようとは思っていません。

別に無理して嫌われようとも思っていませんが…(笑)

 

『われわれジャーナリストは、
F1ドライバーと友だちになるために
取材パスをもらったのではない。

私たちメディアは、
一般のF1ファンの代表としてここにいる。

ファンの立場に立って、
疑問があれば、
たとえ相手がチャンピオンだろうと、
厳しい質問をぶつけなければならない』
(バイロン・ヤング氏)

※Number Web 2016/08/14 07:00配信
『F1界最高のジャーナリストが去った。
最高に危険で、最高に愛された男。』(text.尾張正博氏)より引用させていただきました。

(原文、全文⇒こちら

日本のマスメディアなんて

先ほど挙げた有村智恵選手のように

『普段はゾーンに入れるんですが、

今日は入れなかった…』と語ったら、

何の疑いもなく、それを聞き、書く。

 

その程度のお仕事でしたら

読み書きが出来る

小学校高学年でも出来ますけど!?

 

それと選手と仲良くなれないと取材ができないんだったら、

それはジャーナリストではなくて、

タニマチ的存在では?

 

とにかく勘違いアスリートを増やしてきている一因は

日本のマスメディアのレベルの低さと

私は言い切りますからね…。

福原愛選手はメンタルが強かったか?

以前、テレビ東京の卓球の試合中継で、

確か前卓球男子日本代表監督だった宮崎義仁氏が

福原愛選手について、

「これだけの大舞台で

これだけできるんだから

メンタル強いですよ」と言っていました。

 

これってメンタルについて

何も解説していないに等しいですよ!

 

たとえば、この写真は


(写真:nekayj氏のyoutube映像より)

イチロー選手のプリショット・ルーティンですが、

このポーズ、お笑い芸人や

一般の人でも真似て遊んだことが多いと思います。

でも、どんなに人から真似されようと

ルールで認められている範囲内で、

自分に必要だからイチロー選手は行い続けました。

 

では、次に内村航平選手の跳馬の演技前の


(写真:NHKのyoutube映像より)

これもプリショット・ルーティンになってしまいますが、

お笑い芸人などが真似た時期もありましたが、

ルールで認められている範囲内で、

自分に必要なことなので行い続けました。

 

では、次にイワン・レンドル選手


(写真:1991全米オープン国際映像より)

彼は、猛暑の全豪オープンテニスで

いかに体力を温存しながら

2週間戦い抜くか考え、

むかしの兵隊さんが被るような帽子で登場しました。

 

そしてイワン・レンドル選手のこの姿を

初めて見た人の中には

プロがこんな格好で出てくるの?

(ファッションセンスがなく)みすぼらしい恰好、と見た方も

多かったのではないでしょうか?

 

でもイワン・レンドル選手は

人からどのように言われ、

人からどのように思われようが、

ルールの範囲内で、

自分に必要な帽子だから

被り続けました。

 

では、福原愛選手はどうか?

 

ポイントを取ったときに、

『サー! サー!』と

声を出した方が調子を上げられるのに、

人から真似されるのを嫌って、

あまり出さないようにしました。

 

こう考えると、福原愛選手は、

イチロー選手や内村航平選手、イワン・レンドル選手らに比べると、

メンタルがさほど強い選手ではないことが

理解できますでしょうか?

 

私は選手の欠点を世界へ伝えるのが

本来の目的ではないのと、

まだ福原愛選手は現役復帰する可能性もありますので、

これ以上の具体例を挙げることは差し控えさせていただきますが…。

 

では、福原愛選手が、

イチロー選手や内村航平選手、

イワン・レンドル選手のような

メンタリティになるためには、

僕だったら、福原愛選手へ

人からの影響に動じない心のトレーニングと

自分の内面から出てくる心の強さのトレーニングという

2つの側面からのアプローチをまずは提供してみたい。

その2つのアプローチで進捗を見ながら

さらに必要ならトレーニングの追加を

図っていく感じでしょうか。

 

メンタル強化をお考えなら⇒こちら

 

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