羽生結弦さんの突然の離婚発表に

驚いていますが、

離婚理由が一部のマスメディアなどによる

知る権利の暴走ということで、

ちょっと私の私見を書かせて頂きます。

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夕刊フジのこのネットニュースが

いかに自分たちのご都合だけで

書かれたものかをまずは書いていきます。

羽生結弦さん離婚の違和感、
結婚からわずか105日…まさかの結末
「お相手」不明で過熱報道〝知りたい〟
〝顔見たい〟の必然も

(前略)

元テレビ朝日アナウンサーで

情報番組にも多数出演していたコラムニスト、

佐々木正洋氏は

「まず羽生さんもそのご家族も

大変つらかったであろうことは同情を禁じ得ない。

しかしアダムとイブが禁じられたリンゴを食べてしまったように、

何かを隠されると人の関心はさらに高くなるもの。

これは世の常というもの。

(後略)

※夕刊フジ『羽生結弦さん離婚の違和感、

結婚からわずか105日…まさかの結末

「お相手」不明で過熱報道〝知りたい〟

〝顔見たい〟の必然も』より引用

全文⇒こちら

この文中にある

佐々木正洋氏の

『何かを隠されると人の関心はさらに高くなるもの。

これは世の常というもの。』という一文。

 

この思考って、

たとえば女子高生がどんなパンツをはいているか

スカートで隠されているからと

スカートの中を覗きたくなったり、

女性の入浴やトイレという

隠された空間を、

隠されると関心が増し

盗撮や覗きへとエスカレートする犯罪者の

心理と同等と言えないだろうか?

 

羽生結弦さんが結婚相手を

公表する、公表しないは

本人の自由であるし、

記者会見を開く、開かないも

本人の自由であり、

それが多様性な社会であって、

マスメディアに協力的で無い人間は

さも記者会見や公表をしなかった方が

悪いというような論調は

私から見れば暴論と言えるでしょう。

 

さて1986年12月8日

ビートたけしさんと親密交際していた

専門学校生の女性に対して、

写真週刊誌「フライデー」の記者は

彼女が通う学校の校門付近で

ビートたけしさんとの関係を聞こうと声を掛けたが、

それを女性が逃げて立ち去ろうとすると

記者が女性の手をつかんで引っ張るなどの

乱暴な行為があり、

これに怒ったビートたけしさんは

週刊誌の発行元である講談社に電話を掛け、

強引な取材に抗議したうえ、

講談社へ行った『フライデー襲撃事件』がありますが、

こういうことが起きると

マスメディア側は知る権利の侵害だと言いますが、

逆に知る権利の暴走は

プライバシーの侵害に当たるのでは!?と

私は考えますが…。

 

さて

非暴力主義のガンジーは

暴力を肯定していた

 

ガンジーといえば、

イギリスからの独立に貢献した

インドの偉人だ。

「暴力反対」を唱え続けた人物としても

知られている。

 

哲学者・評論家の鶴見俊輔氏は

著書「かくれ佛教」の中で、

「ガンジーが寝ているところに暴漢が侵入し、

それに気づいた彼の息子が、

暴力をふるって叩き出すということがあった。

ガンジーは息子を咎めるばかりか、

おまえがそのぐらいやらなければ、

敵はみんな私を舐めてかかってきただろう。

だからおまえの行為は正しい、と言った」

 

という内容が書かれている。

正義のためならば、

実力行使もやむをえない?

※週刊女性2014年5月27日号より引用

まぁ、平たく書くと、

自分からの暴力行為には反対だけど、

正当防衛ならいたしかたなしという意味合いでしょう。

 

そう考えると、

ビートたけしさんのフライデー襲撃事件も

プライベートを守るための

正当防衛とも!?

 

報道機関が

我々には知る権利があるというのなら、

あなた方が社外秘にしている資料を

全部国民に見せてくださいよ!

自分たちには知らせない(見せたくない)物があるのに、

自分たちに関係ないものは

全部見せろ!という考えは

自分たちのご都合主義で

ダブルスタンダードと

言わざるを得ないでしょう。

 

さて、喜劇王と呼ばれた

チャールズ・チャップリン氏は

ヒトラーとファシズムを批判した

『独裁者』という映画を作りました。

 

と同じように、

北野武さんも

マスメディアの知る権利にも

限度があることを分からせるような

映画を作ってみてはいかがでしょうか!?

たぶんこういう映画を作れるとしたら

北野武さんぐらいだと僕は思っていますので…。

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