5月11日から『春の全国交通安全運動』が始まっています。

 

しかし、その直前には胸が痛くなるような

悲しい交通事故が立て続きに起きてしまいました。

 

そこで今日は

『自動車は安全な乗り物なのか?』というタイトルで

ブログを書いていきたいと思います。

広告

私は20歳のときに

運転免許を取得したのですが、

私の同期で大森君という人がいて、

彼は18歳で免許を取得して

運転も上手かったのですが、

私が教習所に通っているときに、

『木村、車って安全な乗り物だと思うか?』

と聞いてきたので、

『もちろんでしょ!

だって~~だから』と

どんな理由をつけて

自動車は安全な乗り物と述べたのか

今では思い出せませんが…。

 

しかし、大森君は

『バカだな~!

車は一歩運転を誤れば、

簡単に人を殺してしまう凶器にもなるだろ!

 

そう言われて『確かに!』と

僕は思うようになりました。

 

それ以来、僕は車は

危険な乗り物と認識して

運転してきました。

 

ですから、よく有名人が

趣味はドライブという人を見かけたりしますが、

私は車をドライブ気分で運転したことがありませんし、

無事に車を車庫に入れたときには

今日も無事に生還できて良かったという

安堵感がありました。

 

そして私は今でも運転免許の更新はしていますが、

もう運転することはないでしょう。

 

それはたとえば、

王貞治氏が現役引退したシーズンに

ホームランを30本も打っていながら

『王貞治としてのホームランが打てなくなった』という理由で

引退したように、

私も引き際の美学を持ち合わせているからです。

 

さて、

『危険であると認識しているうちは、安全である…』

 

これは陸上競技のスタートで使用するピストルの雷管の

箱の裏側に書いてあるメッセージです。

 

危険であると認識していれば、

慎重に扱い、

逆に安全だと思い込んでいたら

不注意など雑な取り扱い方をして

それが事故や怪我などへ

つながったりしてしまうからでしょう。

 

と同じように、

自動車も危険な乗り物と認識しているうちは、

安全であるといえるのではないでしょうか…。

 

その危険な乗り物という認識が

欠落していることが重大事故へつながる一因とも

いえると私は考えております。

広告

さて、たばこには

たばこ警告表示が明示されています。

このように…。

 

と同じように、

『私たちは安全な車作りを追求していますが、

最後に運転するドライバーが安全運転を心掛けなければ

危険な乗り物に変化してしまいます。』と

自動車メーカーは、

自動車が凶器に化ける可能性があることを明示して

示唆すべきではないでしょうか?

 

よく安全運転を心がけましょうと訴えても

交通事故が減らないのは

車は安全という思い込みから雑な運転操作になるわけで、

警察も教習所も言っていることは

「教習所で教えた通り運転すれば

一件も交通事故は発生しない」ということなのです。

 

ですから自動車も一歩間違えば

危険な凶器になると認識させることは

重要な役割だと私は考えているのですが…。

広告