モーグルで平昌オリンピックに出場している西伸幸選手が
かぶっていた帽子に問題があったというニュースが先日ありました。
モーグル西伸幸、
旭日旗思わせる帽子「申し訳ない」平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)の選手村で
フリースタイルスキー男子モーグルの西伸幸選手(32=マンマーノフーズ)が
旭日旗を連想させるデザインの帽子を着用していたことを9日、
明らかにし、謝罪した。
同日の予選終了後に
「スイスで買った帽子で、悪いという認識はなかった。
いろいろなところで迷惑をかけて申し訳ない」と述べた。
韓国紙、中央日報(電子版)の報道について、
同選手が説明した。
同紙によると、
国際オリンピック委員会(IOC)が公式インスタグラムで、
選手村で過ごす選手の様子を伝えようと、
他国の選手と談笑する日本選手の写真を掲載。
この選手の黒い帽子に旭日旗に似たマークが入っていた。
日本オリンピック委員会(JOC)は、
全日本スキー連盟を通じて西選手に
「誤解を招く服装は慎むように」と注意した。
※日刊スポーツ2018年2月9日ウェブニュースより引用。原文⇒こちら
これを読んで、
私は問題となった西伸幸さんの帽子も
ネット検索で確認したところであります。
まず、最初に、私が郵便局在職時代の
とある郵便局の話を例にして書いていきたいと思います。
とある郵便局では敷地内の空きスペースといっても、
年末繁忙期などはそのスペースは使うスペースで確保してあるスペースで、
普段は使っていないスペースなので、
職員の福利厚生、健康増進のために
テニスコートにして使っていました。
そして職員は余暇を利用して使っていたのです。
ところが、ある住民から
「勤務時間中にテニスをやっているとは何事だ」とクレームが入り、
クレームを受けた職員は
精査もせずに平謝りして、
その後、空きスペースでテニスはできないようになりました。
もちろん勤務時間中に仕事に従事せず、
テニスをしていたら、それは大問題な話ですが、
勤務時間外に健康増進でテニスをしていたわけですから
毅然とした態度で住民へ事情を説明し
理解を求めていくのが筋だったのでは!?と
今でも私は思っています。
この事例からお伝えしたいことは
クレームが起きたときに、
妥当性があるクレームには謝罪など
状況に応じた対応をすべきですし、
逆に、妥当性に欠けるクレームには
毅然とした態度で
事情を説明し理解を求めていくことが大切ではないかと…。
で、(旭日旗は戦前からいろんな場面で使われていたもので
旭日旗を問題視すること自体が問題とかは
とりあえず脇に置いてもらって読んで頂きたいのですが)
今回の西伸幸選手の帽子ですが、
たとえば、この帽子を
オランダ人がかぶっても、ノルウェー人がかぶっても、
カナダ人がかぶってもアメリカ人がかぶっても、
旭日旗を連想させる帽子だったら、
旭日旗を連想させる帽子となるでしょう。
でも、実際に写真を見ましたが、
言われてみると、人によっては
そう見える可能性もある程度にしか
私には見えませんでした。
ということは、他の国の人がかぶったら何の問題もなく、
日本人がたまたまかぶったから
問題視されている帽子だとしたら、
この帽子自体には問題がないと私は思うのです。
ですから今回のケースでは
相手側が過敏に反応した問題というのが
私の見解となります。
にも係わらず、
日本オリンピック委員会(JOC)の対応は、
全日本スキー連盟を通じて西選手に
「誤解を招く服装は慎むように」って、
何か今回のJOCの対応って
何か変と私は感じたのです。
こんなことが続き、
エスカレートしていけば
子どもが書いた太陽の絵まで
問題視されてきてしまうのでは…と
ちょっと危惧したので
今回取り上げてみました。
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