先月27日に行われた南北首脳会談も無事に終わり、

6月12日に開催予定の

米朝首脳会談が成功することを

私としては祈るばかりでしたが、

先日アメリカより米朝首脳会談の中止が発表され、

私は残念な気持ちになりました。

 

ジグソーパズルで例えるなら

最後の1ピースが合わなかった状態で、

みんなでぴったりはまる最後の1ピースを

見つけ出せたら良いのではないかと思うんです。

 

ということで会談の実現、

および成功に向けての下準備として

私は今回書いておきたいことがあるんです。

 

一応、念のため書いておきますが、

私は過去に2回ほど北朝鮮問題について

ブログで触れています。

 

最初はNOTEを使っていた時代の

2016年2月9日に書いた

『日本の強み“和の心”を生かせ』⇒こちら

そして2回目は

2017年8月10日に当ブログで書いた

『【是々非々で】北朝鮮問題』⇒こちら

 

読んだことが無い人は

そちらも合わせて読んでみてはいかがでしょうか…。

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北朝鮮が非核化しやすくさせるためには…

さて、北朝鮮が非核化しやすくするためには、

イラク戦争の悪例を払拭することが

大切だと私は感じています。

 

私の記憶の限りではありますが

9.11以後、イラクをテロ支援国家と位置付けたアメリカは

イラクへ期限を設けた

大量破壊兵器の放棄を求めました。

 

イラクは武装解除には応じましたが、

肝心の大量破壊兵器を捨てる動きが無く

イラク戦争へ突入しました。

 

ところが今現在まで大量破壊兵器が

見つからなかったということは、

あの当時のイラクは

大量破壊兵器は存在しない、

武装解除に応じ武器も捨てたということで

“丸腰”状態になった後に

イラクは攻め込まれたことになります。

 

これでは勝負にはなりません。

 

と同じように、

北朝鮮が非核化を受け入れるには、

核兵器を捨てた後に

過去のテロ行為を理由に

他国が北朝鮮へ攻め込まない約束(体制保障)が必要であり、

丸腰状態の北朝鮮へ攻め込む国が現れたら

アメリカなり国連が北朝鮮を支援する約束をしないと

非核化へのハードルは下がらないのでは!?

と私は感じているのです。

成功へのロールモデルは…

私としては今回のロールモデルとして

すしざんまい社長が、あの「海賊壊滅作戦」の真相を語った!

マシンガンなんていらない!

(前略)

ジブチ共和国からもほど近いソマリア沖は、

キハダマグロ、バチマグロその他の世界的な好漁場です。

ところが、ジブチを含むソマリア沿岸は、

2004年に起きたスマトラ沖地震による津波で、

壊滅的な打撃を受けてしまいました。

もともと1990年代に始まる内戦、

それをきっかけにソマリアの海賊の問題が生じ、

現地は平和な暮らしとは縁遠い状況が続いていたところに

起こったこの津波被害は、致命的なものでした。

それも影響したのか、

2005年頃からは海賊被害が

この海域を通過する世界各国の船舶にも拡大し、

ソマリア周辺海域が航行にも危険な状態となりました。

そこで、日本の自衛隊や、アメリカ、フランス、ドイツ、スペインなど

各国の軍隊が艦艇や哨戒機を派遣するなどして、

海賊が出ないように努力してきました。

日本の自衛隊がジブチに

活動拠点となる基地をつくったのは、

2011年のことです。

 

ちょうどその前後に、

私のもとへもジブチから要請があり、

また、私も自衛隊の先輩として、

後輩の現役自衛官たちがジブチに行っていて、

「どうして海賊が出るんだろう」と

不思議に思っていたこともあり、

現地に行ってその状況を聞き、

また現実に大統領や水産関係者、そこで働く人、

国民の声も聞いてみた結果、

今書いたような状況を把握することができました。

 

自衛隊の活動も素晴らしい。

でもね、海賊を退治するのに、

ミサイルで一掃することはできないのです。

 

完全に武装集団化した凶悪な者を除いて、

海賊の多くは小さい船で、

持っているのもロシア製の粗末な機関銃だけ。

蹴散らしても、ほかに暮らす手段がなければ

また海賊に戻るだけです。

海賊にならずに済む方法を考える

最後は人間と人間の話し合い、会話です。

海賊を捕まえて、日本に連れて来たら、

「帰りたくない」というのが彼らの本音ですよ。

日本で安楽で豊かな暮らしができるなら、

危険を冒す必要もありません。

でも、それは無理ですから、

現地で海賊が生まれる原因をなくし、

彼らが今後暮らしていくための形を

整えていかなければなりません。

自衛隊は自衛隊として、

海賊が出ないための防衛としてやる。

治安維持は自衛隊や軍隊の仕事です。

一方で、暮らしをつくるのは

われわれ民間の人たちのやることだと思います。

民間は経済活動を通して“中”からなくす。

 

両輪としてどちらも必要なことです。

二通りのことをしないといけないと思います。

そうして海賊の出ない、

普通の経済の国になったらいいと思います。

 

実際に協力するにあたって、

具体的になにができるかを考えてみました。

現地に冷蔵庫はあったけれども、

魚の売り場所がない。

だから「獲ってもしようがない」と言う。

現地で消費される量は限られていますし、

食べ方もよくわかっていない。

しかも、漁に必要な漁船をはじめとする設備も、

粗末なものしかないという状況が把握できました。

 

私も現地で、実際に日本の釣り方を試してみました。

そうしたらよく釣れる。

水産資源は十分にある。

みんな一日何千円でも何万円でも、

漁業を通して仕事と収入を確保できれば、

海賊をやらずに済む。

政府も、彼らが漁業に従事して、

国としてしっかりしていくことを望んでいる。

ならば、お互いにやりましょう、ということで、

我が社も協力して、政府と漁業分野の合意書を交わすことにしました。

(以下、省略)

 

※現代ビジネス『すしざんまい社長が、あの「海賊壊滅作戦」の真相を語った!』より引用

全文は⇒こちら

たとえば日本国内で、泥棒を捕まえてみて、

「どうして泥棒なんてしたんだ?」と問い詰めると、

「人の物を盗むというのは悪いこととは知っていたけど、

生活するためにしょうがなかったんだ」という泥棒がいたりします。

 

と同じように、

私は歴史の専門家ではないので

北朝鮮がどうしてここまで孤立を深めたのかは分かりませんが、

世界から孤立し、

日本より資源の少ない北朝鮮が

生き延びる方法として

やむを得ずテロ行為へ走った可能性もあり、

開かれた国家になろうとしても、

まずはテロ行為を償えでは

開かれた国家になりたくてもなれません。

そこで求められるのは“宥和の精神”

これは以前書いた北朝鮮問題のときも書きましたが、

2017年3月12日に放送された

『ビートたけしのTVタックル』に

北朝鮮の表も裏も知る数少ない人物、

飯島勲氏が出演され、

2013年当時の飯島勲氏の発言も流され

『圧力をかければかけただけ

うまくいくという発想も(私個人としては)おかしい。

宥和の精神も必要』と述べています。

 

私も同感で、

たとえば日本は“開かれた国家”でありますから

核兵器など持たなくても

平和を維持できているように、

北朝鮮も開かれた国家へ転身し

核兵器を捨てれば

宥和の精神で

今までのことは大目に見ましょうと

話を持っていくことが

大切なのではないでしょうか!?

“宥和”の意味

対立する相手を寛大に扱って、仲よくすること。

※デジタル大辞泉(小学館)

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しかし、日本は圧力一辺倒の主張を繰り返すのみ

しかし、日本は北朝鮮へ最大限の圧力を加えると

圧力一辺倒の主張を繰り返します。

 

では、なぜ、そうなるのでしょうか?

 

まず、自民党という政党の

(国内においての)政治解決手法をよく見てみると

 

・政府が決めたことなんだから従えよ!

と圧力で決着を着けようとする。

(沖縄の基地問題とかを見れば一目瞭然)

 

・助成金、補助金という名目で、“お金”をあげるから

政府の案を呑んでくれ。

 

と、自民党の政治解決手法は、

圧力とお金の2通りしかなく、

“対話”という政治解決手法を持ち合わせていないと

言えるのではないでしょうか?

 

たとえば先日、文科省へ問い合わせた自民党議員も

「自分は問い合わせただけ」と言っていましたが、

発言内容を見ると、

自分の主張を押し通そうとする圧力であったりと…。

 

また、助成金、補助金という名目で、“お金”をあげるから

政府の案を呑んでくれ。

こういう政治解決手法を繰り返してきた結果、

日本ではどういうことが起きているかと言いますと、

たとえば海外では

核廃棄物の処理施設をある村に作ろうとしたら

賛成が50%もあった。

スイスのために

どこかが貯蔵しないといけないのであれば受け入れようと。

 

ところが補償が行われると聞いた瞬間に

賛成比率が25%に落ちるんです。

 

公共心で考えていたのに

お金のためにそういうことをしたと思われるのが嫌だからです。

(茂木健一郎氏)

これは以前、茂木健一郎氏が語った言葉でしたが…。

 

かつては日本にも公共心が溢れる人たちの国だったのです。

 

たとえば、村人が橋があればなぁ~と

橋がないことで困難な目に遭っていたので、

見かねた大地主や地元の名士が

私財を投じて橋を作って解決した功績の碑とかが

街を散策していたりすると

見かけたりすることがあります。

 

また、日本の実業家の一人、

浅野総一郎氏は国からの助成にあまり頼らずに

私財を投じ京浜工業地帯の発展に寄与したりと、

 

日本という国は

こういう公共心の人たちによって

築かれてきた国とも言えるのです。

ところが政府・自民党の“お金”をあげるから

政府の案を呑んでくれという政治手法を繰り返してきた結果、

今の日本は、

お金をくれないのなら取り組まない、

自分の都合の悪くなることには賛成しないという

公共心がすっかり抜け落ちる国になってしまったのです。

 

日本から公共心を失わせてしまったのは

私ははっきりと自民党政治が原因とだけは

言わさせて頂きます。

 

そして、前回、北朝鮮がミサイルを撃ち上げて

東北地方の上空を飛び越えて

太平洋側へ落ちたときに

安倍晋三氏は「我が国に大変な脅威を与えた」という

ニュアンスの発言をし

国民の不安を煽りましたが、

北朝鮮のミサイルが日本の上空を飛び越えたのは

前回が初めてでなくて、

何回も飛び越えている話ですし、

安倍晋三氏としては北朝鮮は危険な国と

国民に位置付けたかったのでしょうが、

たとえば今回、米朝首脳会談が中止と

一旦発表になったときに、

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が

気分が悪くなったから

「今日はミサイル5発撃ち上げるぞ」とか

その日の気分でミサイルを撃っていたわけでは無くて、

必要最低限でこのタイミングでは

撃つしかないというときにだけ

撃ってきていました。

 

こういうポイントからも

私は金正恩(キム・ジョンウン)氏とは

話し合える男と見ていました。

 

しかし、安倍晋三氏は

エニアグラムのタイプ6なので

漠然とした不安が頭の中で沸き上がってくるタイプで、

これははっきり言って単なる妄想なんですが、

その妄想で頭の中が埋まり、

その埋まった妄想に脅威を感じ、

私に脅威を与える目の敵の北朝鮮には

最大限の圧力を加えるの一辺倒となっている

可能性もあります。

 

また日本は拉致被害者の被害を受けた国という

感情も圧力一辺倒へ傾倒させているのかもしれません。

 

それと対話という政治解決手法を

持ち合わせていない政党・自民党は、

雪解けという言葉を持っていない感じを受けます。

 

何故なら対話による解決をした経験がある人なら、

たとえば今回、北朝鮮と韓国、アメリカは

距離が縮まった背景には、

たとえば北朝鮮が平昌オリンピックへ参加したり、

バッハIOC会長が北朝鮮を訪れたり、

CIA長官が訪朝したりなどなど、

いろいろな出来事が重なっていく過程の中で

徐々に距離が縮まってきたように、

変化は一瞬で180度変わるわけではなくて

徐々に縮まるものだと知っています。

 

ところがその雪解け現象が起きているにも係わらず、

自民党議員は結果が出ていない

(北朝鮮が非核化になっていない)という理由で

1つ1つの出来事に対し、

評価に値しないの一点張りでしたね…。

これこそ対話で解決した経験を持ち合わせていない政党というのを

証明しているのではないでしょうか!?

 

対話で解決したことがある人なら

He who would climb the ladder must begin at the bottom.

(はしごを登ろうとするなら一段目から始めよ) 、

千里の道も一歩からという意味が

理解できるはずですから…。

拉致被害者を救出するために

さて、横田めぐみさんを始め、

拉致被害に遭い、

未だに解放されていない日本人がいます。

 

私も日本人なんで

強い憤りを感じているわけではありますが…。

 

そして横田めぐみさんなどを帰してもらえない理由として

一説によりますと、

横田めぐみさんなどは

北朝鮮の高度な情報を知ってしまったおかげで、

人間の頭(脳)というのは

コンピューターのように

(記憶を)消去できないので

帰してもらえないのでは!?という説があります。

 

ですから、それを解決する手段としては、

まず北朝鮮を開かれた国家に導き、

そして今までのことは

宥和の精神で大目に見ましょうとすれば、

北朝鮮の高度な情報の記憶が頭に残っていたとしても

問題ない状態を作り出していけば

拉致被害者の解放へと

私は近づけると考えているのです。

 

横田めぐみさんのご両親がご高齢なことを考えると

ご健在なうちに親子が逢えるようにするには

今のチャンスしかないというのが

私の見方なんです。

日本がしゃしゃり出てから、おかしくなってきた!?

今回、米朝首脳会談が中止へ至った背景には

日本がしゃしゃり出てきたのが

一因と私は見ています。

 

日本は蚊帳の外という声に

過敏に反応した安倍晋三氏。

 

名誉挽回とばかりに

圧力一辺倒の主張ばかりで動こうとしなかったのが、

最近は行動派へ変わってきてはいるのですが、

ここが問題なのです。

 

この辺りからアメリカは

「北朝鮮は圧力に屈した」という発言を

し出しました。

 

しかし、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の立場からすれば、

圧力に屈したとなったら

一国の長としての面子が保てないわけです。

 

ですから、圧力に屈した形ではなくて、

北朝鮮自らの意思で

開かれた国家へと歴史的な政治転換を行う決意に至ったという形への

配慮はしてあげるべきではないでしょうか…。

God doesn’t require us to succeed; he only requires that you try.

(Mother Teresa氏)

神様は私たちに、成功してほしいなんて思っていません。

ただ、挑戦することを望んでいるだけよ。

(マザー・テレサ氏)

これはマザー・テレサ氏の名言ではありますが、

今回の件は、どちらの国が勝ったとか、負けたとかではなくて、

どの国も目指しているのは

平和への挑戦ではないでしょうか?

 

そうなれば、この平和への挑戦に勝った国すべてが

勝者と言えるでしょう!

イギリスという国

さて、アメリカは強い者に憧れる国ですから、

そして経済大国、偉大な国アメリカは

つねに表舞台の中央で活躍をしてきました。

 

その一方で、イギリスという国は

あまり表立った動きを見せません。

しかし政治の世界になると

メチャクチャ強くなります。

 

私が感じるに

たとえば中国が提唱した

AIIB(アジアインフラ投資銀行)のときに、

日本は「どうせ失敗するから」と

目先の損得で日本は参加しませんでした。

 

しかしイギリスは

中国も力をつけてきたことだから

賛同しても良いんじゃないという感じで、

Sometimes the best gain is to lose.
(時には損をすることが最上の利益である)、

損して得取れと、

他国に花を持たせることができる国がイギリスであり、

こういう姿勢は両国間を“絆”で繋がる関係へと発展させます。

あのときイギリスは助けてくれたよねと…。

 

イギリスが政治の世界になると

メチャクチャ強くなる一因は、

自国がつねに1番になろうとしない姿勢が

できるからではないでしょうか!?

 

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領も

今回の件でノーベル平和賞への呼び声も高いのですが、

そういう報道がでたときに

『ノーベル平和賞はトランプ大統領で良いです。

私たちは平和が欲しいだけです』と語りましたが、

トランプ大統領へ花を持たせる姿勢は

韓国とアメリカが絆でさらに強く繋がる関係へ

発展するのかもしれません。

しかし、日本という国は…

しかし、日本という国は

今回の件で日本は蚊帳の外という声を気にし出してから、

急に主役(中心人物)の国になろうと躍起になっていますが、

そもそも論でいえば、

私が2016年にブログで発表した案に乗れば

日本が今回の主役になれたわけです。

 

ところが安倍晋三氏はエニアグラムのタイプ6で、

タイプ6というのは、

人がやったこと、自分が経験したことを

再現する力には長けているのですが、

未知なることには漠然とした不安という

妄想が沸き上がってきて躊躇する、

行動へ移せないタイプなんです。

 

ですから、たとえば民主党政権最後の党首討論では、

当時総理大臣の野田佳彦氏が、

自民党議員から

「近いうちに解散するのはいつやるんだ」と

ヤジられていて、

そこで党首討論の場で

『この条件を呑めば私は解散する』と言ったときに、

当時自民党総裁だった安倍晋三氏は

「民主党と自民党とだけで決めていいんですか?」と

党首討論で一旦は逃げたものの、

党首討論終了後に「その提案受けます」と言ったでしょう。

 

たとえばあれが小泉純一郎氏だったら

国会の場で『よーし、分かった!

自民党は俺がまとめるからやろうじゃないか』と

即答したと思いますよ…。

 

だから民主党政権最後の党首討論では

大方の見方は民主党が勝ったと

評価をされました。

 

しかし、その後の選挙は大敗。

 

それは、まずピーク・エンドの法則から書きますが

ピーク・エンドの法則(英語:peak–end rule)とは、

われわれは自分自身の過去の経験を、

ほとんど完全にそのピーク(絶頂)時にどうだったか(嬉しかったか悲しかったか)

ならびにそれがどう終わったかだけで判定する、

という法則である。

 

ピーク以外の情報が失われることはないが、

比較には使われない。

(以下、省略)

 

※ウィキペディア「ピーク・エンドの法則」より引用

民主党政権のピークと言えば

菅直人政権の3.11の事後処理の悪さではないでしょうか?

国民のみなさんが「頼むから菅さん辞めてくれ」と言っていたのですが、

辞めようとしなかった。

 

では、ピークでは悪い印象が残りましたが、

エンドでは党首討論で自民党に勝って、

民主党としては好印象を残せたはずですが、

実はエンドはこの党首討論ではなくて、

この後に笹子トンネル天井板落下事故という

大変不幸な事故が発生してしまいました。

この事故により「(民主党は)コンクリートより人」と言っていたけど、

「コンクリートも大切だよね」と国民の感情は動き、

これが選挙直前で決定打となってしまい、

民主党の大敗へさらに動いた一因と私は見ています。

 

さらにこの時期、民主党内では、

野田佳彦氏では戦えないという評価でしたが、

私が選挙参謀でしたら

『民主党初の政権ということで、

鳩ぽっぽ政権、空き菅政権では

国民のみなさんに大変な不安とご心配をかけたことを

深くお詫び申し上げます。

しかしようやく野田政権になって安定した

政権運営になってきていますので

引き続き民主党の支持をお願いしたい』と同時に、

党首討論で自民党に勝ったパフォーマンスを

上手く活用する。

 

消費税増税では今回はやむを得ない、

もう先延ばしできないので

ご容赦いただきたい、とすれば、

私はあそこまで大敗はしなかったのでは…と

思ったりしているのですが…。

でも戦い方も見出せずに戦ったから

ああいう結果となってしまったのでしょう。

ちょっと余談になってしまいましたが…。

 

話をもどして、安倍晋三氏は、

とにかく自分から先に動けば

主役になれたのにその機会を逃し、

蚊帳の外と言われたら

主役に躍り出ようとする。

 

私からすればまったくふざけた話になります。

 

それはここまで主役として動いてきた

韓国やアメリカの手柄を

横取りするようなコソ泥的行為だからです。

 

今回の件では、中国やロシアは一歩下がって

応援、支援する側に回りました。

しかし安倍晋三氏は主役になりたがる。

 

その発想の根底にある部分は、

日本という国は、

というより自民党は、

三原じゅん子氏が国会で

“八紘一宇”を取り上げたことがありますが、

この構想は確か

“八”という漢字のように

日本の天皇が世界の一番上に立って

その下に八の字のような末広がりで

一つの家族のように世界各国が繋がる構想だったと

うろ覚えしていますが、

この発想こそが日本が戦争へ走ってしまった一因とも

言われています。

 

日本が世界の中心でないと気が済まないという欲望が

今回の米朝首脳会談成功への

邪魔、弊害となっているようにも

私は感じられるのです。

 

そして国民から蚊帳の外扱いされた安倍晋三氏は

先日の日中韓の会合で泣きついたと私は推測しています。

そして蚊帳の外と言われたくないんだったら

圧力一辺倒ではなくて、

言葉の質を変えないといけないよと

中国や韓国から窘められたような感じを受けるのです。

 

その理由は、その直後から安倍晋三氏の言質が

変わりましたからね…。

 

とにかく米朝首脳会談が開催されれば、

アメリカも韓国も

北朝鮮と友好国となれるかもしれませんが、

しかし日本は、安倍晋三氏の姿勢、言質を変えない限りは

日本だけは友好国となれない可能性は大きいです。

そうなると最後まで拉致被害者の解放だけは

残ってしまう可能性はあり得る話です。

私たちにとっては残念な話ですが…。

 

なので安倍晋三氏がこのまま

心を入れ替えない状態で、

米朝首脳会談直前の6月上旬に

トランプ大統領と会おうとするのは

ちょっと嫌な予感がするのです。

安倍晋三氏が加わらなければ(世界は)まとまる話が

まとまらなくなりそうで…。

 

そこで私はトランプ大統領へ進言したいことがあります。

安倍晋三氏という人間は

私利私欲でしか判断できない人間なので

安倍晋三氏がこの北朝鮮問題で今後何か言ってきても

参考程度に聞くに止めた方が良いと思います。

それが米朝首脳会談の成功へつながると

考えていますので…。

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