さて内閣府における
平成30年度の
『女性に対する暴力をなくす運動』の内容が
公表されました。
たとえばポスターは
(写真:内閣府HPから)
このようになっています。
確かにこういう発言でも
時と場合によってはセクハラとなるケースと言えます。
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ただ私としては、
たとえば昭和の時代によくいた
「テレビで見かける子役のA子ちゃん(5歳ぐらい)、
水たまりも飛び越せないんだって。
どうしてか知ってる?」
「どうしてなんですか?」
「またげないからだよ…」なんて
下ネタが大好きなエロ爺がいたりしたものです。
(なんで私がこんなエロ爺を説明するために
こんな下ネタの例を書かないといけないんだよ…と
ぼやきながら僕は書いていますが…)
こういう下ネタが大好きなエロ爺から
「今日の服、かわいいね」と言われても、
言われた側は『キモイ』と
気持ち悪さしか残らないでしょう。
しかし女性の誰もが憧れる好青年から
『今日の服、かわいいね』と言われれば、
キュンとする人も出てくるでしょう。
同じ言動でも
相手の受ける印象は違ってきたりもします。
そう考えると、
この違いは何か?と考えたときに
人となり、
要するに普段からの立ち振る舞いが
ものをいうと僕は考えるのです。
そういう立ち振る舞いの改善を目指していく運動なら
根本的な改善につながって行きやすいのでしょうが、
今回のポスターのような
極端な例を書かれると些か問題になると
私は思うのです。
それはたとえば三波春夫氏が発言した
『お客様は神様です』発言。
これは今でも『お客様は神様』という言葉が
一人歩きをしてサービス業では
大変な迷惑な事例も多々起きており
「お客様は神様です」について
三波春夫といえば『お客様は神様です』というフレーズが
すぐに思い浮かぶ方が少なくないようです。
印象強くご記憶頂いていることを有り難く存じます。
ですが、このフレーズについては、
三波本人の真意とは違う意味に捉えられたり
使われたりしていることが多くございますので、
ここにちょっとお伝えさせて頂きます。
三波春夫にとっての「お客様」とは、
聴衆・オーディエンスのことです。
客席にいらっしゃるお客様とステージに立つ演者、
という形の中から生まれたフレーズなのです。
三波が言う「お客様」は、
商店や飲食店などのお客様のことではないのですし、
また、営業先のクライアントのことでもありません。
しかし、このフレーズが真意と離れて使われる時には、
例えば買い物客が「お金を払う客なんだから
もっと丁寧にしなさいよ。お客様は神様でしょ?」と、
いう風になるようです。
そして、店員さんは「お客様は神様です、って言うからって、
お客は何をしたって良いっていうんですか?」という具合。
俗に言う“クレーマー”には恰好の言いわけ、
言い分になってしまっているようです。
(後略)
※三波春夫オフィシャルサイトより一部を引用
全文は⇒こちら
株式会社三波クリエイツが
このフレーズへの誤解を解く説明をしても
未だに根強い社会問題として起きているのも
現実問題としてあります。
と同じように、今回もポスターも
セクハラ問題をしっかりと理解していない人が、
このフレーズだけでセクハラだと誤解し始めたら
どうなるでしょうか?
今まで日常会話として
成り立っていた会話でさえ
出来なくなる可能性すらありますし、
たとえば100人の女性のうち、
99人にとっては何でもない発言と捉えましたが、
1人の人だけは気難しい性格で
セクハラと捉えたら、
その人のキャパの狭さが問題であったとしても、
セクハラを決めるのは、
あなたではない!で
私としてはセクハラと感じたと言われれば終わり。
そうしたら気に食わない上司というだけで
ハニートラップのように罠を仕掛けることさえも
できてしまうでしょう。
ただ本当に日本に限らず
世界中でセクハラ問題は起きており、
深刻な問題ではありますが、
正しい認識を理解させる前に、
言葉だけが一人歩きするような行為をされたら、
もう男女間で会話ができなくなるし、
雑談さえもできなくなる。
弱い立場の人を守るスタンスでいた私でさえ、
さすがに今回のポスターには
辟易してしまい取り上げてみました。
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