『誰かが覆さない限り、世の中のものは覆らない。』

この名言は元アメリカ大統領、

ジェームズ・ガーフィールド氏の名言であります。

 

いま、日本の社会が崩壊してきている現状を見て、

今日は『日本人のほとんどが忘れてきた、

本当に優れた人が取る行動』というタイトルで

書いていきたいと思います。

 

では、まず、はじめに、

グローバル時代 営業の極意

福留浩太郎

 

私の知り合いに

素晴らしいキャリアを持ちながら、

決して居丈高に振る舞うことのない人がいる。

 

少なくとも私が知る限り、

自らのキャリアを自慢することもない。

 

そのため、彼が立派なキャリアを持っていることに

気付かない人もいるほどだ。

 

彼は大学卒業後、日本企業に入社した。

将来を嘱望されていた彼は、

いわゆるエリート街道を歩んでいたが、

より広いフィールドを求め、自ら退社。

 

そして世界トップクラスの

ビジネススクールに自費で留学した。

 

その後は、グローバル企業の本社で

主要ポストを歴任してきた。

 

これだけのキャリアを持ちながらも、

いつも謙虚な態度をとる彼に、

私は聞いた。

 

「偉い人なのに、

なぜ、いつもそんなに腰が低いのですか」

 

「福留さん、私なんてたいしたことありませんよ。

アメリカのビジネススクールには、

私が逆立ちしてもかなわない天才がいましたし、

海外企業のトップ層の連中は

本当にすごいですからね」

 

「なるほど、そういうことですね。

業界は違いますが、

私も外資にいたので分かるような気がします」

 

「世界トップレベルの人たちを見てきた私は、

自分の限界を知ったのです。

かえって、何も知らない方が

幸せだったのかもしれません。

 

いまでもビジネススクールを卒業できない夢を見て、

うなされることがありますよ」と、

彼は笑って答えた。

 

人は自分のことを

少しでも良く見てもらいたいという欲求からか、

偉そうな態度をとることがある。

私自身もそうだ。

 

しかし、彼のように、

優秀な人たちと

ぎりぎりのところで勝負してきた人は、

かえって謙虚になるのかもしれない。

 

彼の話を聞いて、

自分を偉そうに見せたい衝動に駆られる自分を恥じた。

 

そして、人として自分が

いかに小さいかを痛感した。

 

同時に、彼の偉大さを認識したように感じた。

 

「世界を知る」。

 

このことは人を謙虚にするのだろう。

 

居丈高に振る舞う人

あるいは自慢したがる人は

「世界」、つまり本当の意味での厳しさや凄さを

いまだ知らないのかもしれない。

 

もちろん、ここでいう「世界」は

必ずしも海外を意味しない。

 

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」。

 

まさにこの言葉に象徴されるような話だった。

※夕刊フジ2014年9月4日付紙面より引用

 

ものごとを本当によく分かっている人は、

「自分はまだほとんど何も分かっていない」ということを

わきまえているので、

自分の知らないことや分からないことでも、

他人の話をけっしてアタマから否定したりしません。

とても謙虚で素直です。

(舩井幸雄)

 

偉大な人ほど腰が低いというのは

よく言われることです。

人間はレベルが高くなればなるほど

視点が高くなり、

遠くまで物事が見えるようになります。

 

そうなると、世の中のあらゆる人、

あらゆる出来事から学べるようになり、

意識しなくてもおのずと謙虚にならざるを

得ないようなのです。

(舩井幸雄)

 

いつまでも謙虚な気持ちを

忘れないことです。

 

自分が、仕事である程度の成果を出せた時には、

そのことだけに満足しがちですが、

その成果を出せたのは、

自分ひとりの手柄ではありません。

 

自分を陰で支えてくれる人や、

助けてくれる人たちがいて、

成果が出せたのです。

(舩井幸雄)

 

相手によって態度を変えてはいけません。

本当に偉い人というのは

誰に対しても謙虚で、

相手の人間性を高める度量があります。

(舩井幸雄)

 

幸せなことに素晴らしいリーダーに

たくさん会うことができた。

 

面白いのは分野も

歩いてきた道筋も違うのに

共通することが3つある。

 

①皆偉そうにしていない。

言葉遣いは丁寧で、控えめで礼儀正しい。

何より気さくな方が多い。

②好奇心が旺盛。

意外に色々な趣味を持って話題も豊富。

③聞き手上手である。

(森祇晶)

 

一つの仕事に打ち込み、それを追求して

ある程度の地位についている人々は、

気さくで、謙虚な人が多い。

 

自信をつけていくということは、

謙虚になっていくということなのだろう。

(森祇晶)

今日はまず始めに

いくつかのお話や

名言からスタートしました。

 

たとえば2015年にノーベル医学生理学賞を受賞した

大村智氏の謙虚さを見たときに

感動した国民も多くいらっしゃいました。

 

また異分野の人から受けた刺激を

力に変えていく将棋の羽生善治氏も

つねに謙虚な姿勢で生きています。

 

ところがどうでしょう?

 

日本のマスメディアが

エリートと呼んでいる職業では

傲慢な態度や犯罪が多発しているのを見ると、

やはり日本は良いモデルケースを見て

育っていないのが現状ではないでしょうか!?

 

それはやはりマスメディアが

ワイワイ騒いでいるアスリートや芸能人に

フォーカスしてばかりで、

地道にまじめに人生を歩んでいる人を

蔑ろにしてきたからではないでしょうか?

 

日本ゴルフ界の癌を暴く!!

日本でトッププロといわれる連中は

人間的に問題がある

(前略)

「奇人」といわれる谷口徹の

公共の場での言動は

常軌を逸している。

 

新幹線で前のイスに

足をかけているのをとがめられて、

「オレを誰だと思ってる」と怒鳴りちらして

大騒ぎになったことがある。

 

たまたま近くに居合わせた

一流企業のオーナーをして

「金輪際、ゴルフのスポンサーなどならない」と

言わしめた。

 

飛行機に乗れば

客室乗務員に難癖を付けるのが常で

ブラックリストに名前が載る存在だ。

 

丸山茂樹は昔ほど

わがままではなくなったが、

喫煙プレーは相変わらずだし、

先の全英オープンではミスにカッとして、

聖地といわれるセントアンドルーズの

フェアウエーにクラブを叩きつけて

ヒンシュクを買っている。

 

トッププロであれば

何をしても許される。

そんな思い違いと、傲慢さが

一般ゴルファー、特に青少年に

どんな悪影響を与えるか、

彼らは考えたことがあるのだろうか。

 

こうした風潮をつくったのは

ジャンボ尾崎にある。

 

くわえたばこはもちろん、

金がらみのスキャンダルで

プロのイメージを悪くした。

ただしジャンボは

その圧倒的な強さで、

ツアーに活気を与えたが、

前記のプロたちにはそれもない。

 

米ツアーでは、

トップは自分たちの責任の重さを自覚し、

すべての言動に注意を払う。

 

パーマーは誰も見ていないルールミスを自己申告し、

ゴルフの精神をアピールした。

 

二クラスは昔は喫煙プレーをしたが、

「こんなに醜い姿を子供たちに

見せてはいけない」と禁煙し、

それを模範に、

米国のトッププロたちのほとんどは

たばこを吸わない。

 

タイガー・ウッズは

サインやボールを手渡すのは

子供たちを優先する。

 

マナーはもちろん、

第一人者はルールにも

精通しなければいけないと、

ルールの知識でも他に抜きんでている。

 

こうした自覚がファンの尊敬を集め、

ツアーの隆盛につながっている。

 

栄枯盛衰はひとえにトップ次第。

 

勝つことや、

金を稼ぐだけがトップの証明と思ったら

大間違いだ。

 

ただし悪いのは選手だけではない。

 

こうした風潮を見て見ぬふりしたゴルフ界全般にも

その責任はある。

(宮崎紘一)

※日刊ゲンダイ2005年発行の紙面より引用

たとえば今年6月下旬に

片山晋呉氏がプロアマ戦で招待客を激怒させた事件が

ニュースとして報じられましたが、

このニュースを知って、

「片山晋呉だろっ!

早かれ遅かれこういう事件を起こすと思ったよ」という声は

多くありましたし、僕もそのうちの一人ですね…。

 

以前、NHKで世界の青木功氏の特集があったとき、

ゲストで杉原輝雄氏が登場したのですが、

アナウンサーが「ジャンボ尾崎さんも

日本のゴルフに貢献されましたよね」と話を振ったときに、

杉原輝雄氏は、きっぱりと

「尾崎くんが日本のゴルフ界に何か貢献しましたかね???」と言って、

アナウンサーが一瞬言葉を失う場面がありましたが、

その杉原輝雄氏が日刊ゲンダイ社の連載記事の中で

『本当のことを言えば言うほど仕事がなくなる』と書いていましたが、

とにかく日本は耳障りの良いものしか受け付けない国だから

変な国になってくるのではないでしょうか!?

日本のゴルフを斬る<24>

菅野徳雄

 

アメリカのPGAツアーは

ティム・フィンチャム氏がコミッショナーに

就任してから大きく発展してきたと

いわれている。

 

2001年、太平洋クラブ御殿場コースで開催された

ワールドカップの時、

来日したフィンチャム氏は

次のように語っている。

 

「アメリカのすべてのスポーツの中でも、

PGAツアーのプレーヤーは教養もあって、

社会から最も高く評価されている」

 

たとえばメジャーリーグを見ていると、

常にガムをクチャクチャやって、

しきりに唾を吐く。

 

けれどもガムを噛んだり

唾を吐いたりしているツアープレーヤーは

見たことがない。

 

プレー中の服装を見ていても、

米ツアーのプレーヤーは落ち着いた色の

ウエアを着ている選手が多い。

 

ジョン・デーリーのような

変わり種も中にはいるけれど、

一流プレーヤーは、そのまま街に出ても

まったく違和感のないセンスのよい

地味なウエアで試合をしている。

 

22歳のジョーダン・スピースは

いつでもグレー系の落ち着いたウエアで、

プレーのマナーも見事なものだ。

 

昨年、急きょ日本オープンに出場した

13年マスターズチャンピオンのアダム・スコットは

最終組よりもはるかに多いギャラリーを引き連れてプレーし、

日本のファンの心をつかんで帰った。

 

一昨年の日本オープンの入場者数は

雨のため月曜日までずれ込んで5日間で

わずかに9139人。

 

これは松山英樹と石川遼が

欠場したからだといわれているけれど、

昨年はA・スコットのおかげで

2万9142人が入場した。

 

人間的に魅力のある選手がいれば、

日本だってまだまだギャラリーが入るのだ。

 

近年、国内ツアーのギャラリーが

激減しているのは

スタープレーヤーがいなくなっているからだと

いわれているけど、

決してそれだけが原因ではない。

 

米国ツアーに比べたら身なりとか

プレーマナーがあまりにも

違いすぎるからだ。

 

ゴルフウエアとは思えない

細身のカジュアルなパンツをはいて、

ただ目立てばよいといった

色彩感覚ゼロのウエアで、

それでたいして名のない外国選手に

ころころ負けてばかりいたら、

ギャラリーは減るのは当然である。

 

昔はゴルフ場でキャディーをやりながら

プロを目指したので、

立ち居振る舞いや言葉遣いにも

ヘッドプロ(師匠)がうるさかった。

 

古いクラブに所属しているプロは

マナーや言葉遣いについても

メンバーが厳しかった。

 

今は大学出のプロがほとんどだ。

 

学生時代、彼らがゴルファーとしての

人間教育を受けているとは

とても思えない。

 

アマチュアのナショナルチームを選ぶ

日本ゴルフ協会(JGA)、

プロテストを行っている

日本プロゴルフ協会(PGA)、

そしてツアーを統轄する

日本ゴルフツアー機構(JGTO)も

人間教育をやらなかったら、

米ツアーのようなファンから尊敬される

選手は出てこない。

(日本ゴルフジャーナリスト協会顧問)

※日刊ゲンダイ2015年8月6日号紙面より引用

 

<編集手帳>

俳優の里見浩太朗さんは早朝、

ある芸能事務所を訪れて驚いた。

 

玄関先で水をまいている男性をよく見ると、

事務所の社長で世界的な大スターの

三船敏郎さんだったからだ。

 

「だって僕が早く起きるから」と

理由を説明された。

 

豪快なイメージの強い三船さんだが、

気配りを絶やさず、

細やかな一面があった。

 

セリフはいつも完璧に覚えて

撮影に臨んだ。

 

深酒をした翌朝でも1時間前には現地に入り、

他の出演者を待った。

 

遅刻する人はいなくなり、

現場に良い緊張感が生まれたという。

 

三船さんは演技だけでなく、

仕事に対する真摯な姿勢でも、

映画作りに貢献していた。

(後略)

※讀賣新聞2015年1月4日紙面より引用

 

人生の贈り物 わたしの半生

歌手 八代亜紀

間近で学んだ大スターの振る舞い

(前略)

―――昨年は俳優の高倉健さんが亡くなりました。

 

東映のスター俳優だった健さんは

各地でディナーショーも開いていました。

歌うのは「網走番外地」「唐獅子牡丹」など

映画主題歌。

 

私は前座を務める「前歌」でした。

 

レコードが売れずに

地方回りをしていたころです。

 

ですが、健さんは

「勉強させてもらいます」と言って

舞台の袖で立っているのです。

 

私の出番が終わると

「勉強させていただきました」と

深々頭を下げるのです。

 

宿泊先のホテルにスタッフが

コーヒーを届けてくれたこともありました。

 

デビュー20周年記念として

90年には健さんと「挽歌」という

デュエット曲も出しました。

 

レコーディング現場では進んで

場を和ませるような雰囲気を

作ってくれました。

 

本当のスターとは何か。

 

その振る舞いを間近で

勉強させていただきました。

(聞き手・編集委員 小泉信一)

※朝日新聞2015年8月17日夕刊紙面より引用

 

「今あるのはあの人のおかげ」

吉沢京子⇒勝新太郎

まだヒヨッコの私を大人の女優として

扱ってくださいました。

(前略)

当時、私は17歳。

それまで6作の映画出演がありましたが、

全部、爽やかな清純系の

“青春もの”でしたので、

映画での時代劇は初めてだったんです。

 

6歳から日本舞踊を習っており

基本的な所作は体で覚えていましたが、

やはりお芝居となると

まったく別世界でしたね。

 

しかも、カゲのある薄幸の少女役も初めて、

前年に公開された「父ちゃんのポーが聞える」(東宝)でも

悲劇のヒロインを演じましたが、

そちらは病弱な少女です。

 

当然、演じ方は全く違ってくる。

 

それで、シーンごとに気がついた点を

勝さんが指摘して下さったのですが、

その都度「なるほど」と思うことばかりでした。

 

弟の最期を耳にして

悲しい表情を浮かべるシーンでは、

お稽古をしていたら、

それをご覧になっていた勝さんが

「今の表情だ。そのままでいろ」っておっしゃって、

そばにカメラを持ってきて、

方向を変えながらアップで

撮影したこともあったんです。

 

さらにうれしかったのは、

まだまだヒヨッコの私を

大人の女優として扱って下さったこと。

 

テレビドラマ「柔道一直線」(69年、TBS系)で

人気が出た私は、

眠るとき以外はマネージャーと付き人が

四六時中そばにいて、

トイレにも誰かがついてくるような

不自由な毎日で、

どこの現場でも若手扱いでした。

 

ところが勝さんは違ったんです。

 

私のスケジュールを尊重しながら

きちんと対応し、

居心地が良くなるように

気遣って下さったんです。

 

何日目だったかしら。

NHKさんのテレビドラマのロケと重なり、

深夜に東京から丹後町まで

移動しなくちゃならなくなったことがありました。

 

すると勝さんがご自身の愛車、

確かリンカーンコンチネンタルだったと思いますが、

渋谷のNHKさんに待機させて

翌朝のロケに間に合わせて下さいました。

(後略)

※日刊ゲンダイ2014年8月15日号より引用

 

安田春雄プロ

分からないことは俺に聞け

(前略)

ゴルフ靴では驚いたことがある。

あのA・パーマーが来日して

出場したシニア大会での話だ。

 

ロッカールームでパーマーが

自分のシューズを一生懸命に

磨いていたんだよ。

 

相手は自家用ジェットを持つ大金持ち。

それがいとおしむように

大事に磨いていたからこっちはビックリよ。

 

プロが道具を大事にするっていうのは、

やはり万国共通なんだ。

 

アマチュアだって見習うべきさ。

(後略)

※日刊ゲンダイ2009年3月4日号より引用

ところがどうでしょう?

たとえば、国会議員などは

先生と呼ばれないだけで機嫌を損ねたり、

たとえば、2013年のあるトーナメントで

池田勇太選手のラウンド後のテレビインタビューで

少しだけ待たされたときに

「いつまで待たせるんだよ」と言ったり、

メディアにチヤホヤされて

タレント気取りの勘違いアスリートが

続出しているのが日本の現状ではないでしょうか!?

 

こういう心に驕りがあると

事件なども多発してしまうものです…。

 

たとえば、マイケル・ジャクソン氏の

映画『THIS IS IT』を観れば、

演奏者が「ここはどういうリズムでいくの?」と

対等な立場で聞いたり、

舞台演出家がマイケル・ジャクソン氏へ忠告すれば、

マイケル・ジャクソン氏は受け入れたりと、

お互い立場(表舞台で活躍する側と裏方など)は違っても

それぞれの道で歩んできたプロ同士だから、

どちらが偉いではなくて、

対等のコミュニケーションが自然に取れているところも

この映画から僕は学べるシーンでした。

 

ところが日本ではどうでしょうか?

 

ちょっと言われたぐらいで

「俺のやっていることに

ケチをつけるのかよ」と

人の話を聞けなかったり、

怒り出す日本選手などは

多いように私は感じるのですが…。

 

で、いまはマスメディアも、

メーカーも、ファンも、

選手をチヤホヤするばかりで

勘違いアスリートを増やしてばかりなので、

せめて僕ぐらいは

世界に誇れる日本人を

もう一度多く輩出していきたいと

思って今回書いています。

だらしなかった長髪を

カットして出場した石川遼(21)。

(中略)

最近は来季から新契約を結ぶ

ゴルフメーカーとの話題をふりまいたが、

実はわが国で最も人気のあるゴルフ雑誌

「週刊ゴルフダイジェスト(GD)」と、

トラブっていたことが、

このほど明らかになった。

 

「もう書いちゃって下さいよ」と

同紙関係者がこういう。

 

「コトの発端は、

石川遼とは全然関係のない横浜CCで行われた

日本女子オープンだったんです。

11番と12番の2ホールが

ギャラリーの安全面を考慮して、

狭いトンネルを通行止めにして

観戦できなかった。

 

それに石川サイドがかみつき、

『おかしいでしょ』と

GD編集部へ記事にするよう迫ったんです。

 

しかし、GDは『安全を考えたら当然。

マスターズも12番、13番はギャラリーが入れません』と

説明すると、

『そんなワケの分からないことを言うのかッ!』と

突然怒り出したそうです。

 

しかし、関係者がとりなして、

いったん石川サイドのお怒りも

収まったのですが、

その翌週、GD誌に掲載された

男子ツアーの無観客試合を報じる

『“暗闇のプレーオフ”に、

今回は“無観客試合”。

ここのところ男子ツアーは

とことんついていない』という文言に、

石川サイドの怒りが再燃。

 

『もうGDの取材は一切拒否』と

なったわけです」

 

普通なら、ここでゴルフ雑誌側が慌てて、

“ゴメンなさい。許して下さい”と

許しを請うところだが、

GD誌の対応が凄かった。

 

「ゴルフ雑誌は、これまでどこも

“売れる”という理由で、

石川サイドの要求にことごとく従ってきた。

 

しかし、今回は

『石川サイドはおかしい。

もう付き合わなくても結構』と

GD上層部が決断したそうです。

 

それも、『石川じゃ、もう雑誌は売れない』と

見限ったようです」(ゴルフ記者)

 

ゴルフファンの愛読誌から

勝てない石川遼が消えてしまうことになるが、

それで困る人がどれだけいるのだろうか……。

※日刊ゲンダイ2012年11月10日号より引用

本来ならこのGD誌のようにマスメディアなら

毅然とした態度で臨むべきですが、

いまのマスメディアはどこも腰抜けばかりで、

へいこら頭を下げて取材してばかりだから、

勘違いな選手も増えてくるのでしょう。

 

私たち昭和の時代は

やはりテレビでもヒーロー物が多く、

そこに“モノづくり”の側からの

しっかりとしたメッセージがあったように思えます。

 

しかし今のテレビなんて、

視聴率ばかり追ったり、

新聞、雑誌などは、

わーわー騒いで金儲けだけしか目が無いメディアもあって、

この日本をどこに連れて行こうかなんて

考えちゃいない。

 

だからおかしな世の中になってきているんです。

 

最後に僕がよく使う表現が、

ロジャーを見習え、

錦織圭のようにはなるな!

 

ロジャー・フェデラー選手は

試合中は闘争心溢れるプレーをしますが、

立ち振る舞いなどは気品あるチャンピオンそのもの。

そして試合が終われば人格者のような言動。


(写真:朝日新聞2017年7月21日紙面全面広告より)

 

逆に錦織圭選手は

最近は少し大人になってきた感はありますが、

一時期は驕りが感じられる発言や態度もあったりでしたね…。


(写真:朝日新聞2017年7月9日紙面より)

 

僕は54年間生きてきて、

人間って何に向かうべきかと考えたときに、

徳を積んでいくのが人間の修行のようにも

感じてきました。

 

さて、タイトルで書いた

『日本人のほとんどが忘れてきた、本当に優れた人が取る行動』とは

“謙虚さ”です。

 

どうか心のどこかに残しておいて欲しい言葉です♡

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