日本人の指導者や上司は、

部下や選手がエラー(失敗)すると

『何やっているんだ』と怒ったりします。

 

しかし、失敗を一括りにしてはいけないのです。

完璧な人間なんていない。
誰でも必ずミスをする。
本当に強いチームとは
ミスを立て直せるチームなんだ。

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結果だけで評価してはいけません。
全力を尽くしたかどうかを
見てあげてください。

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「経験」は決して教えられません。
全力を尽くした末の失敗ならば
それは貴重な経験となります。

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(積極的な失敗は、むしろ褒めます)ナイストライ

(ただ、何でも褒めるわけではありません。
失敗には2つの種類があるといいます。)

失敗をすることは
成長するうえで欠かせないことです。

むしろ褒めるべき失敗もあると思います。

ただ、準備することを怠けたり
自分が置かれた状況を理解していなかったり
意欲が足りないなど
そういう怠慢から生まれる失敗は
絶対に認めてはいけません。

ベストを尽くして
挑戦しようとした結果の失敗ならば
それは優れた努力として
認めてあげるべきです。

※NHK 奇跡のレッスン
~世界の最強コーチと子どもたち~(野球編/前編)
ボビー・バレンタイン氏語録より

また、もう1つ紹介しましょう。

🔵再起できる失敗と再起できない失敗

前出のアーヴィング・グロースベック教授の授業では、
様々な失敗事例が取り上げられるが、
教授は失敗には二種類あると説明する。

・再起できる失敗
・再起が難しくなる失敗

再起できる失敗とは、
次の二つのいずれか、
あるいは両方を指す。
・最大限の努力をした結果の失敗
・投資家や周りの人に対して、最大限の誠実さを尽くした結果の失敗

つまり、仮に起業した会社が
うまくいかなかったとしても、
精一杯、誠実に努力した結果であれば、
世の中から再起のチャンスが与えられるのだ。

(中略)

再起が難しくなる失敗とは、
法に反するような不正・不祥事はもちろんのこと、
次のようなことが原因で
失敗してしまったケースだ。
・起業家がなまけていた
・投資家に納得のいく業績説明をしていなかった

(後略)

世界のエリートの「失敗力」 (PHPビジネス新書)より引用

この2つを読んでみて分かるように、

積極的に最大限努力した末の失敗(エラー)には

努力として認めてあげるべきことで、

逆に手抜きや怠慢などが原因の失敗(エラー)には

厳しく当たる必要があるのです。

 

ところが日本の指導者や上司は

失敗を2種類に分けない人がほとんどです。

 

そして失敗、ミス、エラーする度に怒られるから

選手や部下はミスを恐れて萎縮してしまったりする。

 

それでは積極的な良いプレーが生まれにくいのです。

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