日本人の指導者や上司は、
部下や選手がエラー(失敗)すると
『何やっているんだ』と怒ったりします。
しかし、失敗を一括りにしてはいけないのです。
完璧な人間なんていない。
誰でも必ずミスをする。
本当に強いチームとは
ミスを立て直せるチームなんだ。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
結果だけで評価してはいけません。
全力を尽くしたかどうかを
見てあげてください。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「経験」は決して教えられません。
全力を尽くした末の失敗ならば
それは貴重な経験となります。◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
(積極的な失敗は、むしろ褒めます)ナイストライ
(ただ、何でも褒めるわけではありません。
失敗には2つの種類があるといいます。)失敗をすることは
成長するうえで欠かせないことです。むしろ褒めるべき失敗もあると思います。
ただ、準備することを怠けたり
自分が置かれた状況を理解していなかったり
意欲が足りないなど
そういう怠慢から生まれる失敗は
絶対に認めてはいけません。ベストを尽くして
挑戦しようとした結果の失敗ならば
それは優れた努力として
認めてあげるべきです。※NHK 奇跡のレッスン
~世界の最強コーチと子どもたち~(野球編/前編)
ボビー・バレンタイン氏語録より
また、もう1つ紹介しましょう。
🔵再起できる失敗と再起できない失敗
前出のアーヴィング・グロースベック教授の授業では、
様々な失敗事例が取り上げられるが、
教授は失敗には二種類あると説明する。・再起できる失敗
・再起が難しくなる失敗再起できる失敗とは、
次の二つのいずれか、
あるいは両方を指す。
・最大限の努力をした結果の失敗
・投資家や周りの人に対して、最大限の誠実さを尽くした結果の失敗つまり、仮に起業した会社が
うまくいかなかったとしても、
精一杯、誠実に努力した結果であれば、
世の中から再起のチャンスが与えられるのだ。(中略)
再起が難しくなる失敗とは、
法に反するような不正・不祥事はもちろんのこと、
次のようなことが原因で
失敗してしまったケースだ。
・起業家がなまけていた
・投資家に納得のいく業績説明をしていなかった(後略)
この2つを読んでみて分かるように、
積極的に最大限努力した末の失敗(エラー)には
努力として認めてあげるべきことで、
逆に手抜きや怠慢などが原因の失敗(エラー)には
厳しく当たる必要があるのです。
ところが日本の指導者や上司は
失敗を2種類に分けない人がほとんどです。
そして失敗、ミス、エラーする度に怒られるから
選手や部下はミスを恐れて萎縮してしまったりする。
それでは積極的な良いプレーが生まれにくいのです。
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