水泳で日本記録をどんどん塗り替え、

大躍進中の池江璃花子選手。

 

先日インスタストーリーで

いろいろな質問に答えていたのですが、

その中にこういうやりとりがありました。


(写真:池江璃花子選手公式インスタストーリーから)

 

たぶん池江璃花子選手は

無意識でできるようになっているので

表現力が劣ってしまっているのかな!?

と僕からは感じられたのですが…。

 

これは高妻容一氏のセミナーを受講したときに

分かりやすい例えなんでご紹介致しますが、

たとえばファイティングポーズを取ってもらいます。


(写真:フリー素材・ぱくたそより)

そしてこの状態から10秒間

拳を強く思いっ切り握り締めます。

 

手や腕が強く握り締めた影響で

震えるようなその状態から

(ボクシングの)

ワン・ツー・パンチを繰り出します。

 

では、次に、今度は、

腕をダラダラさせて

余分な力を抜いた状態から、

(ボクシングの)

ワン・ツー・パンチを繰り出します。

 

どちらの方が身体がしなやかに

使えているかと言えば

後者になるはずです。

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さて、話を元に戻して

池江璃花子選手へ質問した人は

『レース前どうしても緊張してしまうのですが

どうしてますか?』という問いに対して池江璃花子選手は

『緊張は悪い事じゃないですよ!』と答えているのですが、

これは適度な緊張感を指していると思われ、

身体の緊張反応を歓迎しているわけではないと

僕は推測しています。

 

たとえば小学校の卒業式とかで

緊張のあまり

右手と右足が同時に出てしまう人とか

見かけたりしますが、

こういう心理状態では

良いパフォーマンスにつながりません。

 

ですから、余分な力みは落とし、

身体はリラックスしているのですが、

脳は集中している状態が作れると

良いパフォーマンスが生まれ易いのです。

 

ということで、

適度な緊張感は大切ですが、

身体の緊張反応が良いパフォーマンスへは

つながらないということは、

先ほどの簡単な実体験からもみなさん

少しは理解して頂けたのではないでしょうか…。

 

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