昨日(1月6日)、日本卓球協会より
2020 東京オリンピック男女日本代表候補の
発表が行われました。
選ばれた日本代表選手のみなさん、
大いに本番でも頑張ってください!
さて昨年の12月に
女子シングルス2枚目の出場枠を掛けて
石川佳純選手と平野美宇選手の両選手が
僅差で競っていました。
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そして、残り2戦へ向けて旅立とうとする
石川佳純選手の様子がネットニュースで
流れてきました。
(写真:日刊スポーツ ウェブニュースから)
この石川佳純選手の表情を見て私は
『すごく良い表情をしていて、
すっきりしているなぁ~』と思いました。
それは黒髪に戻した、
ナチュラルメイクに戻した、
そういう要素を取り除いたとしても、
とても良い表情に映りました。
そして私はこのときに
『(卓球は対戦ゲームなので相手次第な所もありますが)
石川佳純選手自身としては
結果を引き寄せやすい状況』と判断しました。
ここでむかし女子プロテニスプレーヤーで
森上亜希子さんという選手がいたのですが、
(当時ネイルは自分で塗っていたのですが)
『試合前日の夜に
きれいにネイルが塗れた翌日の試合は
快勝する』というエピソードを
ブログかBBS(掲示板)に書き込んでいました。
要するに、気持ちの整理がついているから
ネイルも落ち着いて
きれいに塗れていたのでしょう。
と同じように、
この出国時の石川佳純選手のすっきりさは
気持ちの整理が出来ていての表情に
私には映りました。
そして初戦のノースアメリカンOPは
石川佳純選手も平野美宇選手も見事勝ち上がり、
決勝は両者の対決となりました。
そしてこの決勝戦の模様を観たときに、
石川佳純選手は身体はリラックスしていないものの、
予想通りのパフォーマンスは魅せてくれました。
あとは平野美宇選手がどういう準備をして
試合に臨んだかが
勝敗を分ける鍵になると
私は見ていました。
正直言って
この試合の平野美宇選手は
気持ちの整理をつけてから
試合に臨めていなく、
頭の中が石川佳純選手のように
クリアになっていなく、
平野美宇選手は頭の中が
混線していたことも影響し
良いパフォーマンスへつながらなかったと
私は見ています。
さて、頭の中がクリアであればあるほど
集中したときに脳はキンキンに冴えわたるものです。
しかし、多くの日本選手は、
何か悩み事や問題を抱えたときに
積極的にその悩み事や問題を
解決しようとしない傾向が強いです
(要するに日本選手は怠け者が多いのです)。
そして1つの悩み事や問題を解決しないうちに、
2つ目や3つ目の悩み事や問題が押し寄せたら
どうなるでしょうか?
脳の中が混線したり、
フリーズしたりしてしまうでしょう。
そうすると試合中に良い判断を選択することが
難しくなってしまいます。
ですから脳の中がクリアな状態となるように、
常に積極的に問題解決へ取り組んでいく必要性があります。
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それとノースアメリカンOPの翌週の試合は
テレビ東京で放送がありました。
そのときに解説の宮崎義仁氏が、
一生懸命余分な力を抜こうとしている
平野美宇選手の姿が映ったときに
「こうやってリラックスすれば
身体が伸びやかに使えて…」というニュアンスの
言葉を使っているときに、
宮崎義仁氏は専門外の事には
あまり口に出さない方が賢明であると私は思いました。
ボロが出る確率が高くなるからです。
あのときの平野美宇選手は
身体がリラックス出来ていないから
一生懸命余分な力を抜こうとしていたわけです。
そういう姿が何回か映ったときに私は、
平野美宇選手が脱力の方法を会得していないのだったら、
『もうこの状態でやり切るしかない』と
ノースアメリカンOP決勝戦の石川佳純選手のように、
開き直った、割り切った戦い方をした方が
もっと試合に集中できて
良いパフォーマンスにつながっていたように思いました。
英語で“Whole”という言葉があって、
日本語に上手く訳することが難しいのですが、
今の自分は完璧ではないが完全である、
と言えば少しは意味が伝わるでしょうか…。
石川佳純選手の方が
試合経験も豊富なため、
Wholeが上手く使えていて
平野美宇選手より一枚上手な印象を受けます。
ただ、この両者が次に対戦したときに、
平野美宇選手がキレッキレの卓球をして
石川佳純選手を破ったように、
平野美宇選手には伸びしろがまだまだあって、
中国選手に対しての対戦成績でも(石川佳純選手より)分がある
平野美宇選手がシングルスで選べなかったのは
私は残念でしかないです。
石川佳純選手には、
「シングルスに石川佳純選手を選んで良かった」と
言われるように
大いに奮起して頑張って欲しいものですね☆
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