先月、JOC強化本部長である山下泰裕氏が

『2020年の東京オリンピックでは

金メダル30個を目指す』と発言したようです⇒こちら

 

僕自身としては日本人なので

日本選手が活躍することは

喜ばしいことなんですが、

 

たとえば平昌オリンピック、

女子フィギュアスケート競技では

4年前のソチ・オリンピックとは

全く別な競技のように

パーフェクトな演技が多数見られました。

 

また今行われている

FIFAワールドカップ・ロシア大会においても

強豪国が苦戦する、

なかなか勝ち進めない、

番狂わせも起きたりしています。

 

それだけ世界のスポーツは

本気で本腰を入れて強化し始めてきています。

 

なぜなら以前なら

自分たちには無理だと思っていた国や人たちも、

インターネット社会の登場以前は

今までは一部の強い人間だけが

知り得た(習得できた)知識へ、

インターネットの普及により

誰でも簡単にたどり着ける時代になって、

目覚めた国や人が多くなったからと

言えるでしょう。

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そして驚くことに

僕はあまりアクセス解析はしない方なんですが、

たまにHPアクセスの状況をチェックすると

ありがたいことに、一部を列挙しますと

ブラジルやアメリカ、ドイツ、韓国、ロシアなど

多数の国からもアクセスされているようです。

 

それだけ世界各国が

情報を集めに来ていると言えるでしょう。

 

で、以前、イビチャ・オシム氏も語っていたのですが、

『教科書に載った時点でそれはもう古い知識』と

いうことなんです。

 

それは“勝つことは負けの始まり”と説いたのは

柳本晶一さんだったかな!?

 

勝つということは、

今度はその勝者を追い越そうと

頑張る人たちがいるわけです。

 

だから勝つことは負けの始まりなんです。

 

で、先ほども書いたように

教科書に載った時点で

それはもう古い知識になってしまうわけで、

なぜなら多くの人が知ってしまった古い知識になりますから…。

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だから勝つために目指すのは

『教科書やインターネットにまだ出ていない

それ(今までの理論)に勝てる知識』に

辿り着くことなんです。

 

私は10年以上前から、

日本人アスリートが世界との差を

縮める最短はメンタル強化であることから

メンタルの重要性を説いてきましたが、

さすがに10年以上書いていれば

日本より勝負センスがある

諸外国の方が先に目をつけてきているような感じを受けます。

 

そして『木村よ、インターネット上にアップしないで

俺たちだけにシェアしてくれ』という

勝負センスがある日本人が現れるかな~と思っていましたが、

やはり日本は

フロッピー媒体の発明者であるドクター中松こと

中松義郎氏の発明を見抜けなかった国なんだな…、

とつくづく思ってきました。

 

さて、2014年NHKで放送された

魔法の映画はこうして生まれる』という番組で、

ジョン・ラセター氏は

自分の意見を言うだけでなく、

スタッフからアイデアを求めるそうです。

 

立場や仕事の内容に係わらず、

誰もが対等にアイデアを出し合う、

それがラセター氏の映画作りの現場らしいのです。

 

「彼がすばらしいのは解決策が見えないときも

話し合いで見つけようとすること。

そして必ず解決していくんです」

『ベイマックス』監督 ドン・ホール氏

ある日、スタッフが集まり

7回目の試写が行われたあと、

ストーリー・ルームと呼ばれる部屋で

ノート・セッションが始まりました。

 

この会議がディズニー・アニメーションを

成功に導いてきた最大の秘密だそうです。

 

監督、プロデューサーなど、

この映画の主要スタッフだけでなく、

別の映画のスタッフも参加するのが特徴で、

誰もが立場や役職に関係なく、

物語を面白くするための意見を

自由に言い合える会議、

ラセター氏が8年前に導入したそうです。

 

また2018年4月11日にフジテレビで放送された

特捜!最強FBI緊急操作 日本未解決事件を追う!』では、

元FBI行動分析課

通称B.A.U.(Behavioral Analysis Unit)、

犯罪者の行動と心理を分析するチームで

それぞれの専門家が

自分が感じたことを自由に言え、

言われた方もそれぞれの分野からの視点として

受けとめられる力があるのを

この番組から感じられました。

 

では、日本はどうでしょうか?

 

何か意見を言えば、

お前なんかより俺の方が知っているんだよと言う感じで

聞こうとしなかったりしませんか!?

 

また2015年1月に放送された

奇跡体験!アンビリバボー:布団袋チャックから犯人を追え』を見て、

3つの捜査本部(福岡県警、愛知県警、東京・警視庁)で

どこの捜査本部で犯人を逮捕するかで争われたり、

 

またグリコ・森永事件でも

どこの署で犯人を逮捕するかに躍起になって

他の署に情報共有がなされてこなかったりを

見てきた私としては、

 

世界はチームを組んで総力戦で

結果を出そうとしているのと比べると

やはり日本の取り組みは時代遅れと

私としては感じてしまうのですが…。

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