最近、麻生太郎氏が失言を繰り返しているので、

私としては苦言を呈したいです。

 

まず「セクハラ罪っていう罪はない」との発言をし、

再度、この発言を今日肯定したようなのですが…。

 

日本は罪刑法定主義なので、

簡単に書くと、

法律なくして犯罪なし、

犯罪あるところに法律あり。

 

なので、

麻生太郎氏の発言は

一見正論を言っているようにも見えます。

 

では、たとえばストーカー規制法という法律があります。

 

ところが日本では、

それぞれの法律が現状に合っているのか、

たとえば一年に1回とかの頻度で

チェックする人や機関がありません。

 

そうすると、どういうことが

発生してしまうのかと言いますと、

ストーカー規制法が出来たときは、

良く出来た法律だったとしても、

時代とともに不備が出てきてしまったりします。

 

そのため会員制交流サイト(SNS)での付きまとい行為は

当初、ストーカー規制法には無かったため、

取り締まることができなかった(取り締まれる法律が無かったから)。

 

そのため悲しいことに

改正ストーカー規制法が施行されるまでの間、

被害者が出てしまいました。

 

こういう事例からも分かるように、

残念なことですが後々犯罪と認められる行為の方が先で、

法律が後になってしまうケースが多々あります。

 

では、ここで話を戻して

麻生太郎氏の「セクハラ罪っていう罪はない」という発言は、

たとえば改正ストーカー規制法が出来る以前のときに

「会員制交流サイト(SNS)での付きまとい行為という罪はない」と

言っているに等しいのですが…。

 

それでも発言を撤回しませんか?

 

次に、先月16日に財務省は記者クラブ加盟の女性記者に

「福田氏から同様の行為を受けたことのある人は

調査に協力をお願いしたい」と協力を要請。

 

その後、麻生太郎氏は

「週刊誌には言っても、

守秘義務を守る弁護士には言えないっていう話は

ちょっとよく理解できない」との発言をしましたが、

僕が考えるに弁護士って、

依頼主の味方だから、

加害者側の弁護士なら加害者側の立場に立ち、

被害者側の弁護士なら被害者側の立場に立つと思っていて、

財務省が雇った弁護士、

要するに被害者側からすれば

敵の弁護士へ話す(情報を渡す)わけがないと思うのです。

話したら、その情報を元に

自分たちに有利な方へ導く材料にされる可能性だってあるわけですから…。

 

僕は麻生太郎氏を叩こうとか

潰そうとかそういう考えは持っていないので

これ以上書くつもりはありませんが、

麻生太郎氏は

もう少し物事を色々な角度から見て

発言した方が良いのでは!?と

老婆心ながら思ったりもします。

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